青森県深浦町の歴史とグルメ

青森県深浦町の歴史とグルメ

日本版グランドキャニオン「白神山地」

日本版グランドキャニオン「白神山地」
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深浦町は青森県の西海岸に位置していて、秋田県との県境にある自然に溢れた町です。

世界遺産の白神山地があり、世界中から多くの旅行客が訪れます。白神山地は青森県から秋田県にかけて広がる総面積約13万ヘクタール(東京ドーム約2780個分)の山岳地帯です。

日本版グランドキャニオン「白神山地」
大崩 ※日本キャニオンと呼ばれている sited on website

世界でも最大級のブナ原生林が広がっている手つかずの大自然です。国の天然記念物であるクマゲラ、イヌワシを始め貴重な動植物が生息しています。1993年には日本初の「世界自然遺産」として、鹿児島県の屋久島と共に登録されました。

また、白神山地の主峰「白神岳」には登山道が整備されていて、山頂では6月上旬から7月下旬にかけて、高山植物が咲き乱れます。

青すぎる池「津軽国定公園十二湖 」

青すぎる池「津軽国定公園十二湖 」
青池 インスタ映え確実です

「津軽国定公園十二湖」は、33の湖沼群からなるブナの森に囲まれた美しい公園です。 四季を通して観るものを魅了する自然エリアです 。

中でも「青池」は十二湖を代表する名湖で、水深は9mもあり、写真スポットになっています。

なぜ青く見えるか興味のある方は調べてみてくださいね。昔はよく「入浴剤をいれてる」とか言ってる人いました。

「夕陽の町」と言われる深浦町 

「夕陽の町」と言われる深浦町 
弁天島と夕陽  sited on website

深浦町は日本海に面している為、「夕陽の町」としても有名です。夕陽を見られるスポットが数多くありまして、カメラマンの方達が素晴らしい写真をたくさん撮っています。

日常的に風が強くて、山が近い為虫も多いので、撮影に行くときは防寒着と根性が必須です。

1度は食べたい「深浦まぐろステーキ丼」

1度は食べたい「深浦まぐろステーキ丼」
まぐろステーキ丼セット 3種類のご飯と一緒に食べられる

青森とマグロはどの地域も深い絆がありまして、深浦もまたマグロで有名な地域です。

漁獲量で言えば大間のマグロよりも多いそうです。ご当地グルメの1つ「深浦まぐろステーキ丼」はマグステ丼と呼ばれていて、深浦町内で7つのお店で食べることが出来ます。

深浦マグロステーキ丼が食べられるお店【 https://www.fukauramaguro.com/ 】

ご当地グルメとしてかなり盛り上がっていまして、団体さんとかよく来て食べていきます。刺身で食べるのとまた違ったマグロを楽しめます。全店一律1500円税込です。

食べ方は店員さんが丁寧に教えてくれます。

電車でGO!「リゾートしらかみ」

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リゾートしらかみは、秋田県と青森県を結ぶローカル線です。海沿いを走り、美しい風景を満喫できることから「1度は乗ってみたいローカル線」として全国的にも人気があります。

また、津軽三味線生演奏や、津軽弁の語り部なども聞くことができ、津軽の風土を体感する事ができます。

【閲覧注意】 宣伝動画がかなり良いので、この動画を見たら必ず行きたくなってしまいます。気を付けて乗ってきてください。

千畳の畳が敷かれていた「深浦千畳敷」

「日本の夕陽百選」に認定されている深浦千畳敷は、1792年の地震によって地盤が隆起して出来た岩浜です。

その昔、殿様が千畳の畳を敷き酒宴をしたといわれる岩棚が広大に続いています。太宰治の小説「津軽」にも登場している絶景スポットです。

千畳の畳が敷かれていた「深浦千畳敷」
車も入っていけます。釣り客が結構多いです

深浦町で整備した海水浴場も併設していて、駐車場、民宿もあります。また、売場のお母さん、お姉さまたちは中々、商売上手でごりごり来ますので、事前に覚悟しておいてください。

住所: 青森県西津軽郡深浦町北金ケ沢

千畳の畳が敷かれていた「深浦千畳敷」
お食事処 ちょくちょく旅番組で芸能人がやってきてます

その他には、樹齢1000年以上の古木で「日本一の北金沢のイチョウ」があり、この木は神木として根強い信仰を集めています。(国天然記念物)

「日本一の北金沢のイチョウ」(国天然記念物)
「日本一の北金沢のイチョウ」(国天然記念物) sited on website

イチョウの垂れ下がった気根は垂乳に似ていることから、根をさすれば母乳の出が良くなると信じられていたそうです。

2つもあるの?「不老ふ死温泉」

2つもあるの?「不老ふ死温泉」
写真スポット 奥に見えるのは日本海

深浦にある黄金崎不老ふ死温泉名物の露天風呂は、日本海が目の前に広がる海岸と一体化した露天風呂です。近場の平舘という場所にも不老ふ死温泉があります。

「不老ふ死」の「ふ」が平仮名の理由は、不幸が重なるのを避けた縁起担ぎの意味があるそうです。

よく紹介されるのは深浦にある「黄金崎不老ふ死温泉」の方で、不老ふ死温泉と言われる温泉が近場で2つ揃っているという事は、「不老不死」という言葉はあながち間違いではないかもしれません。

2つもあるの?「不老ふ死温泉」
脱衣所兼お風呂場 寒い時期は結構きついです

潮風を受けながら美しい夕陽を眺めながらの入浴が楽しめます。日の出から日没までしか利用できない自然の露天風呂です。日帰り入浴は16時までなので、夕陽が見られるのは宿泊者だけの特権です。

夏季は周辺にアブやブヨ等が発生するので、朝方と夕方は避けた方が良いそうです。

2つもあるの?「不老ふ死温泉」
夕陽と露天風呂 sited on official site

お湯は、よく温まり湯冷めしにくい「熱の湯」、また殺菌効果も強く、傷に効くことから「傷の湯」、美容にも良いという事から「美人の湯」とも言われています。小話が多いとても贅沢なお湯です。

ちなみに男性ばかり映っていますが、混浴です。

<不老ふ死温泉>
◇利用料金 大人600円 こども300円
◇住所 青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
◇電話番号 0173-74-3500
※利用時間は要問合せ HP: http://www.furofushi.com/

太宰治の宿「ふかうら文学館」

太宰治の宿「ふかうら文学館」

太宰の宿「ふかうら文学館」は1930年に”秋田屋旅館”として建てられた建物です。太宰治の小説「津軽」にも登場した旅館を文学館として改装しました。

旅館建築の遺構として貴重な事から2003年に深浦町指定有形文化財(建造物)に指定されています 。

太宰治の宿「ふかうら文学館」
建物正面 ばっちり雰因気出てますね

太宰が宿泊した部屋を当時のまま再現していて、歴史と文化の香りが高い深浦町の歴史を展示した体験型ミュージアムで、太宰治、大町桂月、成田千空などの深浦との関りを映像やパネルで紹介しています。

太宰治の兄で、津島文治と秋田旅館の主が、中学生の同級生であったことから、太宰は2度秋田旅館に宿泊し、1度目は小説「津軽」の随筆中に、2度目は生家である金木町に疎開する途中に宿泊しています。

太宰治の宿「ふかうら文学館」

自然劣化なんでしょうけど、文字のところだけ、異様な雰囲気がでてます。

<ふかうら文学館>
◇営業時間 8:00-17:00 ※2階展示室は9時~16時まで
◇年中無休(年末年始を除く)※11月-3月 月曜休み
◇利用料金料金 大人300円 大学生まで200円 小学生100円
◇住所 青森県西津軽郡深浦町大字深浦字浜町134
◇電話番号 0173-84-1070

「深浦ねぶた」もあるんだよ

「深浦ねぶた」もあるんだよ
深浦ねぶた かなり迫力あります  sited on website

青森県内のねぶたの歴史は、深浦町から始まったという説があります。

理由は、蝦夷を征伐しようとして大和の軍がやってきて、初めに上陸したのが日本海の「有間の浜」といわれていますが、場所がはっきり特定されてなくて、有力な説の一つが、ここ深浦町の「吾妻の浜」なのだそうです。

ねぶたは坂上田村麻呂が蝦夷を征伐するために作った火の人形という説がありますが、蝦夷が初めて歴史に登場する深浦町が、もしかするとねぶた発祥の地なのかもしれません。

青森では地域独自のねぶたがたくさん見れるので、夏は大賑わいです。

参考リンク: http://www16.plala.or.jp/kitaj/fukaura/nebuta/index.htm

パワースポット「神明宮のトヨの水」

パワースポット「神明宮のトヨの水」
水汲み場 場所を見つけるのが大変でした

トヨの水は、藩政時代から、茶道の清水に使われ、また日本海を往来した北前船にも積み込まれた貴重な飲み水でした。

いまでも茶を嗜む多くの人々に愛用されていて、1986年に水環境の保全状況が極めて優良であるという事から「私たちの名水」として青森県知事認定も受けています。

パワースポット「神明宮のトヨの水」

※掲示板が出ていて、近年大腸菌が含まれていることが分かり、生水として飲用する事は避けるように、と書かれていました。

地元の人はこの水を汲んで沸かしてから、使っているそうです。なぜ「トヨ」と呼ばれているのかはいまだ謎に包まれています。

パワースポット「神明宮のトヨの水」

住所: 青森県西津軽郡深浦町深浦浜町75

深浦って他には何があるの?「菅江真澄の道」

他には何があるの?「菅江真澄の道」
円覚寺にある標柱 角柱でそれぞれの面に文字が書かれている

車で走っているとポツンと道路端に、なにやら標柱が立っています。

江戸時代、およそ200年前の青森を、隅から隅まで歩いた旅人がいます。「菅江真澄」本名は白井英二といい、旅で出会った風土を書き留め、絵に書き留めていました。

その著作は「菅江真澄遊覧記」として知られていて、当時の生活習慣を知れる貴重な民族資料となっています。

他には何があるの?「菅江真澄の道」
岩木山 sited on website

菅江真澄は愛知県に生まれ、30歳から旅を始め、秋田県で亡くなるまで、北海道、東北を歩いています。青年会と、研究会によって設置された標柱は秋田県だけでも400本以上もあります。

他には何があるの?「菅江真澄の道」
菅江真澄 sited on website

青森県を歩いた記述は秋田県に比べて多くはないですが、菅江真澄の描写は同じ時代のほかの旅行記とは違い、土地の人と同じ視点に立って描かれています。

自身が持っている言葉で解説するのではなく、その土地の言葉で土地の人の受け止め方に習って風物や由来を語っていることから、民俗や歴史を考える上で第一級の貴重な資料となっています。

なぜ旅をしていたか、理由はよく分かっていません。

深浦ご当地土産 「出汁の素」

ご当地お土産 「出汁の素」
ヴェスパ椿山のお土産売場のみで販売中

深浦産の天然あじを使った完全無添加のだしの素です。パッケージも洒落が効いていて好感が持てます。

ご当地お土産 「出汁の素」
名前は何種類もあるが中身は同じ

青森県は全国的に短命県と言われ、味付けはなるべく薄味で、という風に地元テレビ番組でも放送されるくらいです。「だし活」を進めていきたいという時代背景にあったとても良い商品だと思います。 味わい鯖缶 もおすすめです。

深浦のイギリス?「ヴェスパ椿山」

青森のイギリス?「ヴェスパ椿山」
モヤイ象 3000倍の倍率で当選した懸賞品

ヴェスパ椿山は温泉施設、レストラン、物産館、宿泊施設などが、点在する滞在型リゾート施設です。ヨーロッパの風景に合わせたコテージや、日本海を眺めながら入れる温泉があります。

青森のイギリス?「ヴェスパ椿山」
宿泊コテージ  24時間建物の中で温泉が入れる

また展望台からは白神山地と日本海を360度パノラマで一望出来ます。各コテージには天然温泉が設備されていて、お部屋にいながら温泉入浴が何度でも楽しめます。

青森のイギリス?「ヴェスパ椿山」
夕映(せきえい)の鐘 鳴らすと幸せが続くそう

開閉式の展望温泉では、日本海の絶景と、ドラマチックに沈む夕日や漁火を眺めながら素敵な温泉気分を味わうことが出来ます。天気の良い日は開閉式の大窓が開いて、露天風呂になります。

公式HPで動画載ってましたが、子供心をくすぐられる内容でした。

青森のイギリス?「ヴェスパ椿山」
券売機には、日没の時間がしっかり記載されている

<開閉式展望温泉>
◇営業時間 6:00-22:00 ※第2.第4.火曜は17時から
◇年中無休(年末年始を除く)※11月-3月は要問合せ
◇利用料金料金 大人500円 小学生300円 幼児200円
◇住所 青森県西津軽郡深浦町舮作鍋石226-1
◇電話番号 0173-75-2261

パーク内にある展望モノレール「しらかみ号」に乗って、白神山地を一望できる展望台に行くことが出来ます。天候によりますが、夕陽を見ることが出来る夕陽便、星空を鑑賞できる星空便などあります。

青森のイギリス?「ヴェスパ椿山」
しらかみ号 モノレールで展望台まで登っていく

季節限定で、ヴェスパ椿山出発の「白神海ものがたり」という乗船体験も行っていて、朝早くに出航して海から白神山地を見ることが出来ます。

また「漁師の朝飯」ということで、普段、漁師の方が食べる新鮮な海の幸を食べることも出来ます。個人的にはかなりおすすめです。

青森のイギリス?「ヴェスパ椿山」
漁師体験 sited on website

<白神海ものがたり>
◇営業時期 5月上旬-9月下旬
◇利用料金 2名1室14,000円、3名1室13,000円、4名以上12,000円、
※1泊2食付き乗船体験込み。繁忙期2,000円増し、幼児無料。 
※時期により体験内容は異なりますので、事前に連絡をおすすめします。
◇ヴェスパ椿山 0173-75-2261

深浦穴場グルメ 「青池ソフト」

ご当地グルメ  「青池ソフト」
青池ソフト 青色は食欲減退色なので、ダイエットに良いかも

白神山地の十二湖にある「青池」、その青池をモチーフにした「青池ソフト」というものが、五能線十二湖駅にあります。

味はヨーグルト味です。少し酸味が強めで、甘過ぎる、という印象はありませんでした。 インスタ映えするので、ぜひ注文してあげてくださいね。

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深浦町への交通アクセス